素直な気持ち
週末に、ジェンさんと会う約束をしていました。
付き合ってから初めて私が住んでいる街に会いに来てくれるという事で、とっても楽しみにしていました。
前日になっても、なかなか連絡がつかなくて。
仕事が忙しいから仕方がないなぁって思っていて。
仕事のあとは、会社の飲み会があって遅くなるようだったので、待ち合わせの時間などは翌朝連絡をもらうことにして寝ました。
朝、連絡を待つもなかなか来ず。
11時を過ぎたので電話してみたところ。
『ごめん、二度寝してた』とのこと。
そっか、飲み会だったから遅かったのか。
そっか、そっか。
「待ち合わせどうする?」と聞くも
『うーん、どうしよっかなぁ』というばかり。
・・・あんなに会いたいなぁって言ってたのに。
会いに来てくれるの楽しみにしてたのに。
でも、仕事で疲れてるのかもしれないし、だったら私が会いに行った方がいいかなぁと思い、
「会いに行こうか?」と伝えると。
『うーん、どうしよっかなぁ』との返事。
ぷちっ
「もう、ジェンさんの言う会いたいは信じない」
と言って電話を切りました。
すぐに折り返し電話がかかってきて、『ごめん』とかなんとか言っていたけど、何も話したい気分じゃなかったので無言。
『電話の調子が悪いのかも、かけなおすね』と言って、かけなおしてきたけど、「電話の調子が悪いんじゃなくて、怒ってて適切な言葉が浮かばないから話さないだけだよ」と言って、電話を切りました。
すると、『これから出発します』とのLINEが届きました。
一時間後かぁ、と思いながら、家の用事を済ませ、そろそろ着替えようかなと思ったら電話が。
『今着いたよ。カフェで待ち合わせにしない?』との事だったので、着替えて向かいました。
急いで来てくれたんだなぁ、運転前に心を乱すようなことを言ってしまって申し訳なかったな。
そんな気持ちになりました。
ジェンさんは、ひたすら平謝りで、事情を詳しく教えてくれました。
無事に会えたし、口先だけで『会いたい』って言ってた訳じゃないんだなと思ったので、「許します。私の方こそ不安にさせてごめんね」と伝えると、崩れるようにしてほっとするジェンさん。
この前のモヤモヤもあったし、今回だけじゃなく、塵も積もればな感じだった。遠距離だからあんまりケンカしたくなくて言わなかったという事も合わせて伝えると、
『知らない間に傷つけちゃうのは嫌だから、ちゃんと直すから、その都度教えてもらえるとありがたい。』と言われました。
確かに。
自分が気が付かない間に傷つけていて、そのまま気づかずにいたら・・・イヤだよね。
大切にしたいから。
仲直りして、お泊りすることに。
ただ、私、土日は家で朝食を担当しておりまして。
私が起きて作らないと、他の人たちはみんな寝ているんです。
兄は仕事なので、朝ご飯がないと困るんですよね。
だから、「5時に起きて家に帰るね」と伝え、目覚ましをかけ、5時に起きました。
起きてみて。
そもそも、なんで私が作らないといけないんだろう?
他の人だって作れるよね。
担当っていうのも、兄嫁が「土日くらいは休みたい」って言って起きてこなくなっただけ。
寝不足のジェンさんは、この後帰るのか。
なんだか嫌だなぁ。
もっと一緒に居たい。
家の事は、家にいる人たちがやればいいと思うの。
私がこれ以上頑張る必要ってないよね。
私はジェンさんと一緒に居たいんだ!
そう思って、家族に、「家に帰らずに仕事に直行します」とメールし、時間までジェンさんと一緒にいることにしました。
そんな感じで、時間になり、会社まで送ってもらうと・・・
父と甥っ子が居ました。
近くのコンビニにおろしてもらって、徒歩で会社へ。
手を振るジェンさんに、離れがたく思っていると、駆け寄ってくる甥っ子と父。
甥っ子と楽しくお話をしていると、父が一言
『ずーっと手を振ってるから、ちゃんと振り返してあげなさい』
えっ?っと思って振り向くと、まだ手を振り続けているジェンさん。
これは、今紹介しておいた方が後々ジェンさんにとって良さそうだなと思い、ジェンさんに手招きすると、トコトコと歩いてきました。
父に紹介し、甥っ子に紹介し・・・
甥っ子に遊びに誘われて一緒に遊ぶことになりました。
楽しそうにしてくれていて、一安心。
子供との接し方、上手だなぁ☆そんな事を考えていました。
ジェンさん、私、甥っ子の三人でお昼を食べに行き、遊んでから、ジェンさんは帰っていきました。
急に挨拶することになって緊張したと思う。
予定外に甥っ子と遊ぶことにもなったし。
でも、ちゃんとあいさつしてくれた。
楽しそうに優しく甥っ子と接してくれた。
ありがたいなぁ。
帰宅すると、家族全員がジェンさんが挨拶に来たことを知っていました。
母から「今回は反対しない。応援する。ただ、相手のご両親がお前の年齢を知ったらどう思うだろうね。」と言われました。
いつもは反対しまくって、妨害してくる母が応援するって言ってくれたのは嬉しかったけど、その一言は悲しかった。
ジェンさんに、その事を伝えると、
『年齢の事は言わないと思うけど、親としては当然孫の顔は見たいと思ってると思う。それは、くーのご両親も同じだと思う。付き合う時から結婚は視野には入れていたけど、結婚含めて時期的なものを真面目に考えないといけないかもね。今度一回話し合おう。』
という返事がきました。
あぁ、結婚の事考えていてくれたんだなぁ。
逃げずに向き合ってくれているんだなぁ。
そう思ったら、不安がって逃げていたのは私だなって気付きました。
ちゃんと愛情を伝えてくれているのに、不安がって怒ってみたり。
子供みたい。
ちゃんと向き合おう。
私も、結婚の事を真剣に考えよう。
話し合いの結果がどうなるかわからないけど、素直な気持ちを聴きたいし、伝えたい。
素直な気持ちを伝えるためにも、私がどうしたいか、ちゃんと自分と向き合ってみよう。
今回の一連の流れは、素直な気持ちになった途端動き出した感じがしました。
素直に悲しむ、素直に怒る。
素直に喜ぶ。
我慢したくない、頑張りたくない気持ちに素直になる。行動する。
一緒に居たい気持ちを大切にして、行動する。
相手の気持ちを信じる。
自分の気持ちを信じる。
相手の事も、自分の事もコントロールしようとしないで、ただ素直に気持ちを感じる。
やりたい事、やりたくない事への気持ちに素直になる。そして行動する。
覚悟を決める。
相手を愛する覚悟。
幸せになる覚悟。
どうしても、上手くいかなかった時の心の保険をかけてしまっていた。
だから、素直になれなかったんだなぁ。
怖かったから。
でも、ジェンさんとなら大丈夫な気がする。
一緒に乗り越えていけそうな気がする。
信じて、素直な気持ちを伝えよう。