モヤモヤのち涙
先日、3週間ぶりにジェンさんに会えました。
久しぶりに会えるーってわくわくしていたのですが。
『俺が迎えに行くね』って言っていたのに、
『明日は車でくるのかな?』っていうメッセージがきまして。
あれ?迎えに来てくれるんじゃなかったの?
確かに、出張から戻って夜に家に着き、翌日の昼の待ち合わせとなると、迎えに来るのは厳しいなって思って、私が会いに行こうって思っていたんだけど。
思っていたんだけど。
とりあえず、「明日決めたら連絡するね」とだけ返信。
すると、『いつも来てもらってばかりで負担かけてるよね。ごめんね』との返事がきました。
「そんなことないよ」っていう気持ちじゃなかったし、「迎えにくるんじゃなかったの?」って聞く気分じゃなかったから、その部分はスルーして返信はしないでおきました。
会いたいから、会いに行ってるんだけど。
今回は迎えに来てくれるって言ってたから、すごく楽しみにしていたのにな・・・がっかり。
迎えに来てくれてランチしてっていう話だったから、ランチのお店は地元のお店しか調べていなかったし。
ジェンさんはいつも『どうする?』って言って決めないし。
ジェンさんの住んでいる街に馴染みがないから私もよくわからないし・・・。
モヤモヤ。
結局、疲れもあったので、車ではなく新幹線で会いに行ったのですが、駅に到着するも姿が見えず。
LINEすると、『ごめん、まだ用事が終わらなくて間に合わない』との事。
そっかぁ。
まぁ、カフェでお茶してまったりするのもいいかなって思うんだけど。
うーん、なんか不満がいっぱいで楽しくない!!
とか言いつつ、ロイヤルミルクティーを飲んで、大好きな曲を聴いて、何とか気持ちを立て直す。
立て直す。
とりあえず、ふくれっ面は治ったかな?っていう頃に、ジェンさん登場。
めちゃくちゃ嬉しそうな笑顔を見ると、何も言えなくなる。
あぁ、会えて嬉しいんだなぁっていうのが伝わってくる。
でも、私のモヤモヤはまだ残っている。
無理に許したりしなくてもいいかなって思ったら、気持ちが楽になった。
モヤモヤは私の中での出来事なので、今目の前で起こる事を基準にして今に集中して過ごそう。
そう思うことにしました。
無理に楽しむ必要はないけど、私の中で勝手に増幅したモヤモヤや不満をぶつけるのは違うなって思ったのです。
自分を責めない。相手を責めない。
判断基準は今。
出張中の話を聞いたり、写真を見せてもらったり。
うん、普通の友達としての接し方なら全然問題ない。
これなら楽しめそうだなって、そうして過ごそうって思って。
モヤモヤは、自然に溶けるまでそのままにしておくことにしました。
無理にラブラブしない。
無理に愛の言葉を発しない。
したくなるまで待つ。
淡々と過ごす。
途中、これってもう無理なんじゃないかな。
友達に戻った方がいいんじゃないかなって思ったりもしたのですが、それならそれで、無理に思考をそちらに向けずに、今に集中。
今目の前で起こっていること、ジェンさんの言動、自分の気持ちに集中。
集中していたら
ジェンさんはとにかく会えて嬉しい感じでいっぱい。
迎えに行くって言ったときは、お酒飲んでたもんね。
電話だったから、記録も残ってないし、覚えてないんだろうな。
メールで毎日会いたいって言ってたけど、本当に会いたかったんだな。
私だって、もし『迎えに行くよ』って言われてたら、「戻ったばかりで疲れてるだろうから、私が行くよ」って言ったと思う。
そもそも、そういうつもりだったし。
それなら、いいんじゃない?
『迎えに行く』って言葉にこだわってモヤモヤした気持ちでいるの楽しくないもん。
もう、いいんじゃない?
そんな気持ちになりました。
それからは、
会えて嬉しいな。
一緒にいると楽しいな。
安心できるな。
そんな気持ちで一緒に過ごすことができて、楽しかったです。
そんなこんなしている内に、帰りの時間が近づいてきて。
ジェンさんがふと
『ちょっと早いんだけど、もうすぐ付き合って一カ月になるから、一緒にいてくれてありがとうの気持ちを込めてプレゼントがあるんだ』
って言って、プレゼントをくれました。
メッセージが入った、かわいい時計&フォトフレーム。
私がピンクが好きだからと、ピンクのバラの装飾が施されていました。
『出張中に注文したから、今日の昼前に届いてね。間に合ってよかった。俺もまだ現物はみてないんだよね(笑)』
って言って笑うジェンさん。
だから駅に迎えに来るのが遅れたんだ・・・。
そういうことだったんだ。
そう思ったら、涙がぽろぽろこぼれてきて。
ジェンさんの気持ちがとっても嬉しくて。
感激しました。
自分がすべてだと思っている世界も、自分が認識できていることって、ほんの一部分だけで。
それも、その時自分が思った様にみているから、事実と違う事もあって。
今回は、迎えに来るって言ってたのにって不満に思っていたけど、素面だった自分だけが覚えていたことで。
ジェンさんが私の事を大切に想っていることには変わりなくて。
出張中なのにプレゼントを選んでくれていたこと、内緒で準備していてくれたこと、喜んでくれたらいいなって思っていてくれたこと。
そのことを私は認識できていなかった。
気が付かなかった。
約束を守ってくれなくてひどいっていうのは、私の思い込みだったんだ。
本当の気持ちはわからない。
相手の気持ちなんて、わからない。
でも、自分の思い込みを通してじゃなく、素の相手を見る必要があるなって思った。
相手を、自分を信じることって大切だなって思った。
自分が望んだとおりじゃないからって、ダメな訳じゃない。
それはあくまで自分の基準。
自分だけの基準。
自分だけの基準で物事を判断していたら、大切なもの、大切なことに気が付かないかもしれないなって思いました。
大切なもの、大切なこと、大切な人を大切にするために。
自分を大切にするために。
思い込みを捨てて、こだわりを捨てて、その瞬間に集中して生きていこう。
一瞬一瞬を大切に生きていこう。